当社では、フルオーダースーツをはじめ、ブレザーも製作いたします。
採寸・仮縫い
一人ひとりの身体に合わせ、最もスマートに見える丈や肩の位置を決めていきます。特に、スーツを着用した際のシルエットとフィット感、そして動きやすさにこだわります。
特に肩の縫製はスーツの良しあしを大きく左右します。前後から見てしわのよらない縫製、肩ラインをきれい仕上げる肩幅、襟(ラペル)のラインの作り方には独自のノウハウをふんだんに使います。独自の職人のみができる製法です。
縫い方へのこだわり
従来のミシンでは上下2本糸で縫製を行いますが、当社では特殊なミシンを使用し、重要な個所を手縫いのように一本の糸で生地を貫通し縫い合わせることで長く着用しても型崩れしにくく、隅々まで新品の生地の柔らかさが長続きします。
スーツにおける芯づくりこそ、よいものへの絶対条件です。この工程は、ほとんど見ることのないものですが、芯となる生地の伸縮方向、つける場所、大きさすべてをち密に計算します。
芯地がしっかりしていないスーツは購入から徐々にスーツとしての質が低下していきますが、芯地がしっかしているスーツは徐々に良いスーツになっていきます。
積み上げてきたもので、手間を惜しまない土台作りが、最高のスーツへと生まれ変わります
スーツのシルエットは、お客様のご要望からイタリアン・スタイルかブリティッシュ・スタイルのどちらが適するかを選びます。その後に、採寸後にウエストの位置・袖丈の最適な長さを仮縫いします。
美しさを決める3つの要素である「肩幅と位置」「袖丈」「着丈」は、まさにオーダーメイドだからできるフィッチングノウハウです。
当社が扱う生地は、天然繊維であるウール100%を用い、「ドーメル」「ロロピアーナ」「スキャバル」などですが、その中でもお客様が着用されるシーンや動き方を想定して糸番手を選定していきます。
そして最終的には、肌触り、光沢感などの質感から出来上がりイメージをご相談し、生地を選んでいただきます。